食品工場で設備を導入する際、事前に設備を試して、製品の仕上がりを確認しておくと、機材選びの失敗を防ぐことができるので安心。そのためには、テストルームのあるメーカーを選ぶのがおすすめです。
食品工場で導入する設備は、大型で高額なものが多いため、導入した後に、「使い勝手が悪かった」、「製品が思うように仕上がらなかった」、「コスパが悪くランニングコストがかかってしまった」というような事態になっても、そう簡単に買い換えられるものではありません。
そこで活用したいのが、設備メーカーのテストルームです。食品工場の設備を手掛けているメーカーの多くは、テストルームを設けています。
テストルームでは、見学だけでなく、実際にその設備を稼働させて、生産スピードや製造量などの生産能力、操作性、メンテナンスのしやすさなどを確認することができます。
それらの設備で作られた食品の、見た目や形状、食感、味、においなどの仕上がり具合についても確かめることもできます。
そして設備の導入にあたって、とくに重視しなければならないのが、自社食材との相性です。
自社食材を使って実際の仕上がりを確かめるのはもちろんですが、いざ導入してみたら、自社食材との相性が悪く効率的に稼働しなかったり、最悪の場合、故障につながってしまうという可能性も。
テストルームを使用する際には、自社の食材を持ち込んでチェックすることが大切でしょう。
テストルームを選ぶ際には、できれば、数種類の設備が用意されているところがおすすめ。
たとえば、フリーザーを導入しようと検討している場合、フリーザーと一口にいっても、その種類や機能はさまざまで、それぞれに特徴があります。
自分たちの食品工場、自分たちが扱っている食材には、どのフリーザーぴったりなのか、スペックだけで判断するのは難しいので、実際に試してみる必要があります。
フリーザー以外にも、フライヤーや蒸し器などの加熱機器があると、食材を加熱した後の冷却テストを行うこともできますし、いろいろな設備が用意されていることで、用途に応じて使い分けもできます。
さらに、冷却・凍結後の仕上がり、加熱による温度変化、商品の状態などについてのデータ収集もできるので、新商品の開発などにも役立ちます。
機材選びに失敗して後悔しないためにも、食品工場の設備を導入する際には、テストルームを保有している設備メーカーを選ぶのが安心です。
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