食品工場の設計や計画をする際に目にする「食品エンジニアリング」という言葉。そもそも、食品エンジニアリングとは何なのか、また、食品工場の設計等を手掛ける会社に求められるものについてまとめています。
エンジニアリングとは、直訳すると「工学」という意味になります。
日本では、それだけでなく、「科学技術の応用によって何かを生産する技術」や、「生活を快適にするために必要な生産物を生み出す計画を立てたり、設計したり、製造したりする技術」など、幅広い意味で捉えられることが多いようです。
食品工場におけるエンジニアリングは、「食品の生産量・生産形態に合わせた設備の導入や、工場の課題・要望を解決するための提案を行うこと」と定義されます。そして、その提案を行う事業者を食品工場エンジニアリング会社と呼びます。
事業者によって対応できる項目は異なりますが、食品工場エンジニアリングの代表的な工程には
などが含まれます。
食品工場を設計・建設するにあたっては、当然のことながら、お客様のほうから、さまざまな要望が出されます。
お客様のニーズは、取り扱う食品によって異なってくるので、食品工場エンジニアリング会社は、食品工場の事業内容に合わせて、必要な設計・計画を提案してくれます。
また、食品工場の場合、衛生管理や生産管理などの問題も含まれてくるため、通常の工場建設に比べて、さらに細かい部分にまで気を配っていかなければなりません。
新築にしても改修・改築にしても、食品工場の設計や計画というのは、何度も行われるものではありません。
当然、依頼した側の担当者の中には、食品工場の設計について、何をどうしたらいいのかわからないという人もたくさんいますし、具体的なイメージや要望が出てこないというケースも多々あります。
そうした担当者に対して、丁寧にヒアリングをして頭の中にあるイメージなどを引き出し、具体的な提案をするというのも、食品工場エンジニアリング会社に求められる手腕のひとつ。期待を上回る設計や計画が提案できれば、それだけ依頼主の満足度も高くなります。
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