食品工場で避けたいトラブルである異物混入を防ぐため、スタッフの身だしなみチェックは欠かせません。埃や虫の侵入を防ぐためのゾーニングなど、食品工場おける衛生設備についてまとめています。
食品工場で働くスタッフの身だしなみについては、充分に注意する必要があります。
多くの食品工場では、身だしなみについて、以下のようなポイントがチェックされています。
食品工場の衛生管理対策として、近年、とくに注目されているのが「ゾーニング」の考え方です。
ゾーニングとは、食品の安全性を確保するために、衛生レベルに応じて区画を分けることです。
食品工場では施設内を、清潔度レベルの高い順から「清潔区域」「準清潔区域」「汚染区域」の3つに分けています(工場によっては、準清潔区域の次に「準汚染区域」が設定されている場合もあります)。
食品工場の中で、特に清潔な状態を保つことが求められます。
調理された食品を加工したり盛り付けたりした後、最終的に梱包されるエリアです。
室内陽圧化によって汚染側の空気が流入しないような対策が採られています。
計量や仕込み、調理、加工などを行う場所で、清潔区域に次ぐ高い清潔度が求められます。
汚染区域から清潔区域へ、異物を持ち込ませないように処置するエリアです。
直接手で触れずにドアが開くオートスライドドアや、汚れにくく掃除しやすい床材などが用いられていることもあります。
入荷室や出荷室など、物品の搬出入等を行うため外部との接触があり、埃や塵、虫などの侵入リスクが高いエリアです。
ドッグシェルターで開口部を気密化したり、エアーカーテンや高速シャッターを用いることで、異物の侵入を防ぎます。
更衣室や入室準備室、従業員用休憩室などがこれにあたります。
作業エリアに入る前に、ここで、粘着テープやエアシャワーなどを使って、衣類に付着した毛髪や糸くず、ビニール片などの異物を除去します。
手洗いや消毒などをしっかり行い、微生物やウイルスなどを作業エリアに持ち込まないようにします。
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