自動箱詰装置とは、包装済みの製品を自動的に箱詰めする設備を言います。現場の省力化、作業効率化、箱詰め作業の安定化などを目的に、すでに多くの食品加工工場で導入されている設備の一つです。 ここでは、自動箱詰装置の特徴や取り扱い時の注意点などについて詳しく解説しています。
自動箱詰装置とは、ダンボール箱に包装済みの製品を自動的に装填する設備を言います。 食品を出荷する際には、通常、ダンボール箱に製品を詰めた状態で出荷しますが、製品を詰める作業を人が行うと手間も時間もかかります。また、「1ケースだけ入れ忘れた」「入れる方向を間違えた」などの人為的ミスもあるでしょう。
それら手間や時間を省力化し、かつ人為的ミスを防止しながら膨大な箱詰め作業を自動化する設備が自動箱詰装置。食品加工工場に限らず、すでに多くの工場において導入されている設備です。
多くのメーカーから販売されている自動箱詰装置ですが、それぞれのメーカーにより重視している方向性が異なります。たとえば、メンテナンスの容易性を重視するメーカー、間欠運転機能を重視しているメーカー、連続運転機能を重視しているメーカー、設置場所を考慮し小型化にこだわるメーカーなどです。
自動箱詰装置を導入する際には、自社工場の特性に合ったタイプのメーカーを選ぶようにしましょう。
基本的に自動箱詰装置は、他の設備との連携が前提となります。製品を自動箱詰装置まで運ぶ設備や、適切なタイミングと適切な場所にダンボールをセッティングする設備などです。自動箱詰装置を選ぶ際には、これら別の設備との連携を考慮し、既存ラインとの組み合わせ方や整列、自動化する範囲、設置場所などを検討する必要があります。盲点となりがちな「電源の場所」も、必ず確認が必要です。
自動箱詰装置へのニーズは工場により多種多様なので、製品の購入は基本的に受注生産となります。オーダーメイドで仕様設計を決め、それに応じて個別で製造されることから本体価格は高額です。ネット上では1台1000万~2000万円との情報も見られますが、おおむね正しい参考価格となるでしょう。
人力で行う場合の人件費や設備の導入による生産性の変化などを基準に、コストパフォーマンスを考慮しながら導入を検討してみましょう。
自動箱詰装置の概要や特徴、取り扱い時の注意点などについてご紹介しました。
ほぼ全ての食品加工工場において、製品のダンボール箱詰めは必要な作業です。生産物が少量であれば人の手による箱詰めでも問題ありませんが、大量かつ安定的に食品を製造している工場では、自動箱詰装置の導入は半ば必須となるでしょう。 メーカーにより特徴が大きく異なる設備なので、まずは自社のニーズを的確に把握した上で各設備を比較してみましょう。
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