食品工場においても、SDGsや環境問題は避けて通ることができない課題です。食品工場が取り組むべきSDGsや環境問題への貢献についてまとめています。
最近では、あちらこちらで目にしたり耳にすることの多いSDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉。「Sustainable Development Goals」の略称で、日本語では「持続可能な開発目標」と表されています。
SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、17のゴールと169のターゲットから構成されています。
食品工場においても、2、3、7、13などの目標は深く関わってくる問題であるため、近年、SDGsに取り組む食品工場エンジニアリング会社が増えていています。
とくに7、13については、食品工場の設計や、工場内で使用する設備などを検討することで、目標の達成につながると考えられています。
例えば、かつて冷蔵庫やエアコンなどの冷媒として、地球温暖化を引き起こす原因といわれている「温室効果ガス」のフロンが使用されていました。
しかし近年では、食品工場で使用される冷蔵・冷凍設備においては、二酸化炭素やアンモニア、水など、もともと自然界に存在していた物質を使用した自然冷媒を採用したものが増えています。
また、人感センサー付きLED照明を採用したり、輸送エネルギーを削減するため、常温、チルド、冷凍の倉庫を1箇所に集約するなどして、省エネルギー化に取り組んでいる食品工場や、太陽光発電システムを取り入れたり、食品廃棄物から再生可能エネルギーを作り出している企業もあります。
いまや、SDGsや環境問題への対応によって、企業の社会的価値が問われる時代です。
食品工場は規模も大きく、使用するエネルギーも多くなるため、食品工場で使用されている設備は、環境問題に配慮して作られているものがたくさんあります。
食品工場の設計・建築に伴い、省エネや環境に配慮した設計にすること、また、導入する設備も環境問題に配慮した製品を選ぶことで、SDGs達成への貢献にもつながり、企業の社会的価値の向上にもなると考えられるのではないでしょうか。
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